異世界転生記




「陸、お前のランクはαでいいか?」

α…………始まりか


「あぁ」


やはり無関心のような姿勢にシオンはため息を吐いた


「二つ名の希望はあるか? ないならこっちで決めておく」

「適当に決めといて」

「それとさっき神様がどうのこうの言ってたけど、何のことだ?」

覚えてたらしい

「あぁ、それはこれこれしかじかという訳で、こっちの世界に来た」


1人の少年が死んで生き返るまでを8文字で表してしまった

小説って便利


「へぇ、そうなんだ」

軽くないか?


「信じたのか?」

「というかお前はそんな嘘つかないだろ?これでもギルドの長だからな、人を見る目はあるぞ
それにそういうことならお前の強さは納得がいく」

見てたんだ


「じゃあこっちでの保護者は俺がやってやるよ」

なんか偉そう。何様のつもり?


「ありがとう」


礼を言う陸だったが内心は保護者もゲット!と喜んでいた