異世界転生記




テーブルの上にところせましと並んだ数々の料理


「地球の料理だ。取り敢えず和、洋、中、その他諸々揃えてみました」


右から刺身、麻婆豆腐、ビビンパ、チキンカレー、親子丼、ビーフストロガノフ、湯豆腐、ワンタンスープ、ハンバーガー、鰤の照り焼き、パスタ、餃子、ピラフ、チャーハン、トルティーヤ、カボチャの煮物、キムチ、ドリア、味噌汁等々


コンロはもちろん、電子レンジや魔法などをフルに使いながら1時間近くで作り上げた


と言っても殆どが“擬き”だけど(材料が怪しそうな物だったから)



「す、すごいねー。これ全部手作りでしょ?ユキ、負けたかも………」


「まぁ家で10年近く料理してたからな、慣れだよ」


まさか家族にパシられてたとは言えるわけがない

それにココ姉とコト姉は味に五月蝿かったからね、自然と味は上手くなる



『ってか量多過ぎねぇか?』


『確かに4人ではかなり余るな』


そこら辺は大丈夫だ



「ユキ、属性神呼んだら?全員はムリだけど半分くらいなら大丈夫だし」


「うん、そうする!」



…………でも模擬戦の時みたいになるのは御免だな


「出来れば人の話を聞く、五月蝿くないヤツで」


喧しいのはキライだからな



「了解しましたっ!

りゅーくん、れいくん、ふーちゃん、ガイ爺、おいで!」


属性神4人、20代半ばの黒いの男性、10代後半の青い青年、10代前半の緑の女性、茶色いおじいちゃんが登場