ゴメン、素直になれなくて

「彩ちゃん、なんでグラサン?」


リビングに入る私を見て
笑うさっちゃん。



だだ…

誰のせいだぁ…!



歩夢はいまだに
気まずそうにリビングにたたずんでいる。


「………っ」


私も思わず俯いてしまう。


なんで…?

なんで歩夢が?




少しの沈黙。


見かねたさっちゃんが
歩夢に笑顔で言った。


「歩夢くんソファーに座りな?」


「あ…はぃ…」




「彩ちゃん、これ食べていい?」


「あ…どぉぞ…」


仕切るさっちゃんに
なぜか私まで敬語である。



さっちゃんはクッキーを食べだした。