ゴメン、素直になれなくて

「え……?」


思わず笑顔が消える。


固まる私に


「入るよ~?」


さっちゃんは歩夢の袖を掴んで
ズカズカと家に入ってきた。



歩夢はひっぱられながら
気まずそうにちらりと私を見た。




え…

ちょ…


さっちゃん…!?



私が振り返ると
2人はリビングに入るところだった。



な…なな…

なんで歩夢…?




「私…すっぴんなんだけど…」


そう呟くと

私は玄関に置いてある
グッチの黒いグラサンを掴んで


急いで2人を追いかけた。