ゴメン、素直になれなくて

「彩ちゃんの馬鹿!!!」


翌日、昼休み。

さっちゃんは半泣きで私に怒鳴った。


「歩夢くんにちゃんと説明しなよ!」


「だけどぉ…」


そんなの言い訳にしか
ならないじゃん


しかも今さらだし


「もう良いんだ…」


ヤケになる私に、さっちゃんは言った。


「彩ちゃん…素直になるのはみんな怖いんだよ?」


「え…?」


さっちゃんの真剣な目にドキッとする。


「大事なとこだけで良いから、もうちょっと素直になろ?」


「………」


「歩夢くんにちゃんと、好きってことは伝えよう?」


「なんで…?」


「だって…伝えなきゃ仲直りできる可能性すらなくなるんだよ?」