ゴメン、素直になれなくて

どのくらい泣いたのか―…




雨に濡れた制服がズッシリ重い。


寒さで手足も痛い。



帰らなきゃ…


だけどもう立てない…





ふと

私にふり続けた雨が止んだ。



しゃがみこんで泣いていた私は顔を上げた。



目の前には…


傘を持った歩夢が立っていた。



歩夢…

なんで…?

探してくれたの?



歩夢は静かに携帯の画面を私に向けた。


私がさっき送ったメールが映し出されている。


「なにこれ?」


「…………」


黙る私の腕を
歩夢は掴んで立たせた。


「俺を…嫌いになった?」


少しかすれる歩夢の声


そんな訳ない…




だけどこんな時にも私は何も言えなくて…