ゴメン、素直になれなくて

「あ…うん」


私の返事に、先輩も立ち上がって私をにらんだ。


「はぁ?お前まじで意味わかんねーよ」


「ごめ…」


私は気まずくて先輩から少し目を反らした。


同時に
ソファーの辺りでキラリと何かが光った。


「………」


私はこういう勘が鋭い。


スタスタと無言で先輩を横切り
ソファーの床を見ると…


女物のピアスが落ちていた。



胸が…えぐられる。



私は静かにそれを拾いあげ
顔の高さで揺らした。


「先輩これなに?」



だけど先輩は悪びれもせず。


「はぁ?お前がいない間俺が誰といても関係ね~だろ」


確かにそうだけど…



「お前が戻るなら切るつもりだから」



先輩の言葉に耳を疑った。



「はぁ…?もしかして先輩、今彼女いるの?」