氷呂の髪に指をさす。 何かひらめいたように、手を叩く氷呂。 「この髪のことっすよね」 「うん!!」 「羅依さんと似た理由ですよ」 少年のように笑うのは山田氷呂。高校1年だ。 本当は金髪でうちの弟的存在。 同じく、強くて「黄金の盾」とよばれている。 「学校行かなくていいの?」 と言ったのは雷太。 「「遅刻する!!」」 ダッシュひたすらダッシュ。