朝になった。


カツラは真っ黒なんだ。


被って準備よし!気合をいれてうしっ。



ピーンポーン



誰だよ朝っぱらから。



「羅依姉さ~~ん」



この声は氷呂だ!!


階段のふちに乗ってすべる。



「氷呂~~久しぶり~~~」



瞳の大きい黒髪が見えた。


ガクッ



「わぁ!羅依姉さん!!」



びっくりしてすべり落ちた。


黒髪黒髪黒髪黒髪黒髪黒髪黒髪黒髪



「黒髪!!!!なぜ!!」




つい大声が出てしまった。



「急に大声出さないでくださいよ~~
 びっくりしたじゃないですか~~」



「こっちのセリフだ!!」