「そうよ。大事な話!!」 真紀が代わりに応えてくれた。 「ごめんな、田中。」 「ぜんぜん気にしないで!!吉井君も大変だね。」 「何だよ人事と思って。」 こうやって話すことができるだけでもうれしい。 私はこの時間が楽しい。 好きな人と同じ空間同じ時間を共有できること。 今はこれで十分幸せ。