~静矢side~
 
 静矢は驚いた。
 椿と同じクラスになれたれたこととに。
 しかし、話せない可能性のほうが高いだろう。
 椿が自分のことをどう思っているかなんて椿にしか分からないのだから。
 せっかく同じクラスになれたのに。
 せっかく隣の席になれたのに。
 静矢が椿に抱く感情はどんどんどんどん、膨らんでいった。