不思議な奴。





「ううん!大丈夫。全ー然気にしてないから!」



やっぱり笑う。


笑うのは分かっていた。

だってアイツだから。


でも‘全然気にしてない’って………



「でも、あの時泣きそうだったろ??」


俺に笑顔以外を見せてくれただろ??

俺だけか??
って少しだけ浮かれたんだ。



「そうだっけ??あ、多分あくびしてたんだよ。」



そんなに知られたくないか??


「あたしは気にしてないよ。てか、忘れてたし!」


今の言葉がなつの優しさだとは分かってる。


だけど――――――



「本当お前は優しいよな。ま、学校でだけだろうけど。」



短気な俺でごめん…。