「そう言う訳です。
それでは、そろそろレコーディングに戻りましょうアボジ(親父)。」
『そうだな。』
休憩が終わってからは、ハングル語バージョンのレコーディングが始まった。
日本語バージョンよりはマシだが、それでも本堂さんの激が飛びまくり、幾度となくやり直しが……
結局、テイク36でOKが出た。
気が付けば、既に夜の10時を回っていた。
<CAN YOU LOVE ME?>は、明日のレコーディングとなり、本日は終了した。
「皆さん、お疲れ様でした!
明日は、朝10時からのレコーディングとなりますから、8時に迎えに行きますので!
この後、食事してから寮に戻ります。
それでは、全員1階の方に!」
『は~い!』
スタジオ内を片付けてから、全員でSpot light-1号店で食事をした。
本当は、閉店していたのだが店長他、スタッフ全員が残業して俺達の賄いを作って待ってくれていたのだ。
翌朝、彼女達をピックアップしてから、本郷スタジオでレコーディングの再開だ!
「おはようございます。
今日も宜しくお願いします。
私は午後から収録が有りますので、後のことは、安田マネージャーに指示していますので。」
『分かった。
後は、俺と本堂達に任せておきな!』
「ありがとうございますアボジ(親父)。」
『ところで、アンサーソングなんだが、早めにレコーディング済ませておけよ!
もしかしたら、彼女達のCD発売の1週間後くらいには出すかもしれないからな。』
「エェ!
そんなに早くですか!?」
『彼女達のプロデュースは、お前に任せているが、お前たちは俺の管轄だからな!
もし、予想以上の売り上げが望めそうなら、話題になっている時期に一気に発売を進められるようにしておきたいからな。』
「分かりました。」
『それから、アンサーソングは日本語バージョンとハングル語バージョンとインステゥルメンタルの3曲入りで宜しく。』
「はい!
それではレコーディング始めましょうか!」