CHANCE 2 (後編) =Turbulence=






夜の6時過ぎに、需(ユー)オッパのシアホジ(義父)が帰って来ました。



久し振りにお会いするオッパのシアホジ(義父)にドキドキしながら、食卓に付いた。



『コ・ハヌル氏、お久しぶりです。

お父様はお元気ですか!?』



「はい。

今回は、両親も一緒に韓国に来ております。

父が、こちらのご都合を聞いて、近日中にお会いしたいと申しておりました。」



『そうですか。

それでは、明日から私も仕事が連休に入るので、明日ではどうですか?

夜皆さん一緒に食事に行きましょう。

良い所があるのでご案内しますと伝えといて貰えますか?』



「はい、分かりました。

それでは、夜7時くらいで宜しいでしょうか!?」



『じゃあ、夜7時にお宅にお迎えに行きましょうかな。』



「場所を教えていただけましたら、こちらでその場所に出向きますので!

兄もおりますので、心配ないと思います。」



『そうですか。

それでは、ソウル特別市 鍾路区(チョンノ区) クァンチャル洞に在る松竹梅(ソンチュクメ)と言う韓国家庭料理店で、夜7時に待ってますので。

分かりましたか?』


「え~っと、ソウル市のクァンチョル区じゃなくて‥‥‥‥‥」



『ハヌルちゃん、大丈夫だよ。

僕が後でチャンスヒョン(兄貴)に電話して、時間と場所を説明しとくから。』



「ありがとうユーオッパ。」



『それじゃあ、食事にしようか!

どうぞ召し上がれ。』



「いただきます。」



食事しながらも、シアホジ(義父)から色々話があり、緊張しながらで全然食べた気がしなかった。



夕食後、ユーオッパの部屋に戻ってやっと落ち着いた感じだよ。



『オッパ、何かずっと緊張して疲れちゃった。

早く慣れないとね!』



「大丈夫だよ。

いつも、僕がそばにいるから安心してて!

それに、ハヌルちゃんが思っているより父は怖くないから!ハハハ!」



『それでも、まだハングル語も完璧じゃないから、聞き間違いや言い間違いしたらどうしょうって、いつもドキドキしてるんだから。』



「最初出会った頃に比べたら、数百倍は上手に話しているよ。

ちゃんと言ってること分かるから心配しないでね。」



『ありがとうオッパ。』



「さて、チャンスヒョン(兄貴)に電話しておくね!」



と言って、バッグから携帯電話を取り出し、



「ヨボセヨ(もしもし)、ヒョン(兄貴)!

KYUですけど、アボジ(父)が明日皆さんと一緒に食事でもと言ってますが、夜7時から大丈夫でしょうか!?」



『大丈夫だよ。

ハヌルは、チャンとやってる?』




「ビビりながらも頑張ってます。」



『妹の事、宜しく頼むな!』



と、その後、待ち合わせの場所を知らせてから電話を切った。



ふと横を見たら、気疲れしたのかハヌルがウトウトしていたので、ソッと布団を掛けてあげ、部屋の明かりを落として、サイドテーブルの小さなスタンドライトのスイッチを入れた。