何か、朴 在虎氏(パク・ジェホさん)、本当に允喜(ユニ)お姉さんに嫌われてるみたい。
一体、何をやらかしたんだろう!?
「ねぇオンニ(お姉さん)、どうしてジェホさんの事をそんなにもきらっているのですか?」
『あの男はね、私の親友と付き合ってたの。
なのに、他の女とも隠れて付き合っていて、その女って言うのが私の親友とも友達同士だったから、かなり拗れて結局女の子同士は絶交しちゃうし、私だって従兄妹だってだけでトバッチリを受けてシカトされるし、大変だったんだから!』
興奮して早口で喋り出したオンニ(お姉さん)、ハングル語を完全にマスターしていない私には、最後の方は良く分からなかったが、要約すればジェホさんが二股していた女性同士が友達同士だって、従兄妹だってだけでオンニ(お姉さん)も友人関係が悪くなったって事ね!
「そうなんですか。
大変でしたねオンニ(お姉さん)。」
『マジで、最悪な高校生活だったんだから!』
「そうでしたか。
ところでオンニ(お姉さん)、彼氏は居ないって言ってましたが、好きな人とか気になる人は居ないんですか!?」
『そりゃ居るわよ。
でもね、凄くもてる人だし、メチャクチャ金持ちの息子なんだ!』
「へぇ、オンニ(お姉さん)って、そんなこと気にするんだ!」
『当たり前じゃない!
それに、その人会社の先輩なんだ。』
「まぁ、新星グループの社員なんだ。
だれだれ!?
力になれるかもよ。」
『ハヌルちゃんも知っている人よ。
って言うか、従兄に当たる人ね!』
「まさかとは思いますが、智盛(ジソン)兄さん!?」
『ピンポーン!
李 智盛(イ・ジソン)先輩。
彼って素敵よねぇ~♪』
「お兄ちゃんが言ってましたが、智盛(ジソン)兄さん、いずれは新星グループの副社長に成って貰いたいそうですよ。
頑張ってオンニ(お姉さん)、玉の輿に乗ってくださいね♪」
『副社長婦人かぁ……、良い響きねぇ!
弟の需(ユー)は、ハヌルちゃんと言う社長令嬢と結婚するしね!』
「ハハハ エヘ!
それに、智盛(ジソン)兄さん、大学の時から付き合ってた彼女と遠距離恋愛から自然消滅して、今はフリーですよ。」
『そうなのよねぇ。
よし、早速明日にでも食事にお誘いしちゃおっと!』
「頑張ってオンニ(お姉さん)!
私も援護射撃しちゃいますから。
ちょっとシスコン気味ですが、妹の孝珠オンニ(ヒョジュ姉さん)も優しくて素敵な人ですよ♪」
『孝珠(ヒョジュ)さんて、桜花(エンファ)化粧品の後継者として、テレビで騒がれてた人よね!?
テレビで観たとき、綺麗な人だなぁって思ってたら、まさか智盛(ジソン)先輩の妹さんと知ってビックリしたわ。』
「允喜(ユニ)お姉さんなら、きっと巧くいくと信じてますから。」
『絶対に彼のハートを射止めて見せるわ!』



