クリスマスライヴは、ゲストにナイトメアのメンバーを招いて、いつの間にかジョイントライヴに変わっていった。



しかし、KYUのファンはSeijiさんの事も大好きなので、全く問題なくライヴを楽しんでいたのだった。



明けて12月26日の金曜日、今日から2週間は完全なオフである。



まぁ、俺が経営しているレストラン15店舗の見廻りもあるから、本当は完全なオフではないんだが、それでも気分は上々である。



それと、予定として来年度から新たなプロジェクトも構想中なので、その準備もしなきゃいけないんだよなぁ。



何をするかって!?



実は、この間ニューヨークで行われた俺が出場した大会、【Gold Strings】の日本バージョンを新星MUSIC主催で行う事を計画中なんだ。



あの大会の番組フォーマットをパッケージで販売していると聴いたので、交渉の末、フォーマット権を5,000万円で買ってきたのだ。



これを、静岡県に在る一番巨大な施設、新星音楽会館で行う予定だ。



バブル景気の時に建てられた、5000坪の敷地の中に建てられた、5階建ての保養地だ。



建物の1階2階部分はぶち抜きの1000坪の講堂って言うか、体育館の様になっている。



3階は、小会議室や食堂、共同浴場、それにアスレチックジムなとがある。



4階は宿泊施設で、5階は音楽資料館と、重役室やカラオケルーム、麻雀部屋等の娯楽施設、そして屋上では太陽光発電のシステムが備え付けられている。



しかし、実際には殆ど使用されていないバブル景気のお荷物に成り果てているのだ。



そこで、毎年ここで【Gold Strings】の日本バージョン、その名も


【新星 G-1 グランプリ】



ギタリスト日本一の称号を手に入れるために、90日間戦って貰うのだ。



参加資格は、18才以上の男女

20才未満は、親の同意書が必要である。

参加費用は、一人1万円

第1セクションは 3月20日~4月8日

第2セクションは 7月20日~9月7日

第3セクションは12月20日~1月8日


合計で90日の戦いである。


勝ち残り戦なので、ミッションがクリア出来なければ、その時点で脱落となるのは、本家の大会と同じである。



優勝者には、賞金1,000万円が与えられ、副賞として高級車が付いてくるのだ。



本当は、本家本元の様にビンテージギターって言いたいのだが、あげたくないからね!