「信じ無いなら信じ無いで良いよ!

勝手にやってろ!

俺に八つ当たりして、人を恨んで生活すれば良いさ!

そんな人間に、良い歌なんか歌える訳ないから、お前らCALMもいずれ消えて行くだけだ。

俺は、アボジ(親父)から聞いたことや、俺自身が調べた事を、全部お前に話したつもりだ。

後は、お前が自分で考えな!」


『…………………』


「じゃあ帰るから。」


『ちょっと待ってくれ!』


「まだ何か用か!?」


『一度、両親と話してみる…………。』


「それが良い!

俺の話した事が間違っていたら言ってくれ!

俺は、お前と喧嘩をするつもりは無いから!

お前は、新星MUSICが売り出しているミュージシャンだ。

いずれは俺が後を継ぐ会社のな!

出来れば、俺達で、いろんな凄い事も遣ってみたいしさ!

だから、取り敢えず、両親と腹わって話してみろ。

じゃあな!

アッ、それからお袋さんの遣っていた歌謡教室な、俺のアボジ(親父)が買い取ったぜ!」


『なっ……何で!?

せっかく成功したオモニ(お袋)の教室を!』


「多分だけど、ハンヨナ(DJ-Cのお袋さん)再度新星MUSICからデビューするつもりだよ!

今回はアボジ(親父)も120%の力でハンヨナをバックアップして、お前のお袋さんにあの時の借りを返すんだと思う。」


『オモニ(お袋)が日本デビューのリベンジをするだと!?

もう19年も歌手活動して無いんだぜ!?』


「お前知らないのか!?

お前のお袋さんはさ、あの時から今までずーっと歌い続けてたんだぞ!

新星MUSICのスタジオを借りて練習もしていたし、作詞や作曲も勉強していたんだよ。」


『マジで!?』


「あぁ、マジだとも!

俺のアボジ(親父)が、何時でも好きなときにスタジオを使って良いからって、ボイストレーニングもしていたし、うちの歌手のバックコーラスも、率先して参加していたんだよ。

全て、再デビューする為の充電期間だったんだよ。

俺も先週聞いて驚いたけどね!」