ガラッ
先生が教室に入ってきた。
「おーい!ホームルームはじめるぞ!」
教室が静まり返る。
大祐も静かに自分の席についた。
「えー・・・とうとう明後日に卒業式がせまってきました」
ドキ・・・
今は3月、もう卒業シーズンだった。
こんな話・・・したくない・・・
大祐は私立高校、あたしは公立高校に決まってた。
会おうと思えば会える距離だった。
でも、中学卒業したら、絶対もう会えない気がする。
それまでに・・・
大祐に想いを伝えたい・・・
できれば・・・
ううん・・・絶対に伝えたい・・・!!
でも、伝えてどうなるの?
伝えて・・・なにが変わるっていうの?
これ以上嫌われるならこのままがいいのかもしれない。
でもやっぱりイヤ・・・
恋ってなんでも矛盾しすぎてる。
だから自分の気持ちを自分でかき混ぜちゃうんだね。
「はぁ・・・」
最近ため息しかついてない・・・
休み時間も、君ばっかり目でおっちゃうよ・・・
君のことはなんでもわかってる・・・
・・・ううん・・・
ひとつだけわからないことがある・・・
君のアタシに対する気持ちがわからない・・・
この世に相手の気持ちをなんでもよみとれる道具があればいいのに・・・
そんな妄想も今はむなしいだけ・・・
先生が教室に入ってきた。
「おーい!ホームルームはじめるぞ!」
教室が静まり返る。
大祐も静かに自分の席についた。
「えー・・・とうとう明後日に卒業式がせまってきました」
ドキ・・・
今は3月、もう卒業シーズンだった。
こんな話・・・したくない・・・
大祐は私立高校、あたしは公立高校に決まってた。
会おうと思えば会える距離だった。
でも、中学卒業したら、絶対もう会えない気がする。
それまでに・・・
大祐に想いを伝えたい・・・
できれば・・・
ううん・・・絶対に伝えたい・・・!!
でも、伝えてどうなるの?
伝えて・・・なにが変わるっていうの?
これ以上嫌われるならこのままがいいのかもしれない。
でもやっぱりイヤ・・・
恋ってなんでも矛盾しすぎてる。
だから自分の気持ちを自分でかき混ぜちゃうんだね。
「はぁ・・・」
最近ため息しかついてない・・・
休み時間も、君ばっかり目でおっちゃうよ・・・
君のことはなんでもわかってる・・・
・・・ううん・・・
ひとつだけわからないことがある・・・
君のアタシに対する気持ちがわからない・・・
この世に相手の気持ちをなんでもよみとれる道具があればいいのに・・・
そんな妄想も今はむなしいだけ・・・
