はしって行く和樹の後ろ姿を目で追いながら、あたしの心はピンク色に染まっていった。 うれしかった。 なによりも和樹が前から好きでいてくれたこと、付き合えることがすごくうれしかった。 その日どう帰ったかはおぼえていない。 気がつくと、家にいて莉李からのメールを待っていた。 メールを待っている時からずっと和樹のあの返事を考えていた。 あの事思い出すだけで、待つ事が苦手なあたしが何時間も平気でいれた。 こんなあたしって変かな??