「っ!!」


「まじか!!美樹が監き・・・「しー!大声で言うな!



あやしく思われるだろが!」



遥夏は慌てて椿の口を手で塞いだ。



廊下を歩いている人たちがちらちらとこっちを見ていた。



私は遥夏が言ったことがまだ信じられない・・・。



昨日までショッピングに行くのが楽しみで眠れなかったぐらいわくわくしてたのに、



今の私の気持ちはどん底に押し入られていた。



「でも何だ・・・そのあゆむ?ってやつは何でおまえの彼女をそんなことしたりしたんだ?」



「遥夏が関係してるの?」


私も椿に続いて問いかける。



遥夏は俯いていた。


「復讐・・・・・・じゃ・・・ないよね?」



思っていたことを少しためらいがちに聞いた。



「歩夢は、俺の元彼女だった」


遥夏はゆっくりと口を開き、説明を始めた。