ダイヤの原石

畳に刺さったままの髪切りバサミを抜いてうしろの髪を雑にわしづかみにし、




首元からジョッキンと切った。



バサァッと床にある新聞紙からはみ出るくらいの長い黒髪が落ちる音がした。



その勢いでついでに前髪も目より少し下くらいまで切った。


「これで文句あるか!」



美樹ちゃんも椿も、隅でぶつぶつ言っていた遥夏も振り向いて驚いた顔を隠せないでい
た。



私は息が荒くなっていた。



美樹ちゃんが口笛をピュウと吹いた。




・・・・・・・・・?


あれ・・・・・・・?



・・・・ん?・・・・・・ん?


私・・・・・・・・。



私・・・・・・・!何をやってんだ自分ー!!!!!!




自分の行動に思わず目を見開いてほっぺを両手で押さえた。