「なんだ。思わぬハプニングで案外はやく終わっちまったな」
「ホントだよ」
「また暇だなぁ」
「そろそろ解散すっか」
「せやな」
「今日もなんかフツーな日だったな」
「そりゃそうだろ?特別なことしてねぇもん」
「あっ俺発見あった」
「おっエリーなんや」
「"え"って携帯で打つと予測変換にって出てくんだけど、どういう意味かなァって思って"え"に続けて"あ"から順に打ってったら、、、」
「「「「打ってったら?」」」」「"えすえむ"になった」
「「「「…そっ」」」」
「えーーーなんでェ?すごくない?想像できなくない?」
「俺はどーせ卑猥な意味なんやろうなって思っとったわ」
「それはヒロの頭が卑猥なんじゃない?」
「え?」
「っていうかなんで普通に会話で絵文字でてくんだよ」
「ご都合主義って奴だろ?」
「ちょっと違くね?」
「そう?」
「ってそれ授業中やってたの?」「え?そうだけど?」
「駄目やろコイツ」
「卑猥なヒロに言われたくありませんー」
「誰が卑猥やねんっ」
「まあヒロが卑猥でも卑猥じゃなくても良いからそろそろ帰らない?」
「卑猥やない!!卑猥はチェリーやっ!!」
「飛び火させんな!!卑猥じゃねぇよ!!」
「まったあっした〜」
「じゃーね」
「おぅバイバーイ」

「「ちょっと待てィ!!!」」

全体的にご都合主義な男子高校生が五人。