最後の言葉は本当に意外だった。何で?何でそんなこと?梓は一体どうゆうつもりで?あいつは何なんだ? 梓が角を曲がり背中が見えなくなった。振り向くとタイミングよく裕紀が出てきた。 「よぅ。」 「盗み聞きか?最低だな。」 裕紀は笑いながら俺の肩を叩き、泣き出した。俺の肩で。お前は今どんな気持ちだ?俺が何を言っても無駄か?ボロボロになったか?世界の見方が変わった? なぁ、裕紀。