虹色の三日間


「……………。」


何も言えなくなっていた。言っても彼女は、俺の言葉、心を砕く。


「只ね、宮城君が今本音を言ってるのが分かる。綺麗事ばかりだけど。」


「なら……………俺と本音でぶつかり合える仲になろう。演技なんかしなくていい。言葉も信じられる。言葉から分かり合うことができる、そんな仲に。価値がつけれないぐらい命が尊いことを、俺が君に嫌と言うほど教える。俺が君を助ける。」


彼女は何故こんな話をしたんだろう?もしかしたら俺だから?彼女にとったら俺が特別だから?彼女と二人で歩んでいきたい。分かりあっていきたい。


でも、彼女は首を横に降る。


「こんな話何で俺なんかにしたんだ?もしかしたら俺のことが好きだから?って思った?」


彼女は俺が思ったことを当てる。心の声が漏れているんじゃないかと思った。それか、心を見透かされている。