──────何処に・・ 「 そ、そりゃっ家に!ですよ!? 」 声が、裏返ってしまった。 「 ああ、あの・・アイツな 」 「 アイツって誰ですか?! 」 動揺しているのはバレバレだし これ以上はなんだか口を開いたら 色々と言ってしまいそう・・・ 「 新塚・・・って3駅か4駅くらい 向こうじゃなかったか? 」 「 あー、4駅です 」 「 観念したな 」 「 ・・仕方ないでしょう? 」 ・・・何故かは、分からないけど 彼はあたし達の家を少し知っているようで 道も大体分かっていた。