「 か、・・・和真 」 案外、簡単なものなのに 顔が熱くて仕方ない。 「 可愛い 」 額に、頬にキスをされて 体がかたまってしまう。 「 顔、洗っておいで? 」 「 ・・ん 」 そんなあたしを気遣って ポンと背中を押してくれて 熱い顔を洗いにバスルームに入った。 「 ・・・ぷぁっ 」 まだ、顔が熱い。 名前を呼ぶだけなのに・・・ あたしはこんなんで これからやっていけるんだろうか。