「 和真さん、おはよう 」




彼の部屋の扉が開いて
まだ眠そうな顔が
ひょっこり顔を出す。





「 ん・・・おはよう 」





慣れてしまった挨拶も
なんだかくすぐったくて
思わず顔がニヤついてしまった。





「 朝から幸せそうだね 」


「 そんなことないよ? 」


「 顔に出てる 」




そう言われると、
返す言葉がなくなってしまう。





「 ・・・もう!和真さんのバカ! 」