─────あれから3日。 和真さんは出張で あたしが寝ている間に 家を出て行ってしまった。 静まり返った部屋を見渡して またあの寂しさがよみがえった。 「 ・・・はぁ 」 昂がいなくなって、彼が あたしの隣にいてくれて 開いてしまった心の穴を 彼が塞いでくれた。 「 やだなぁ・・・ 」 ───────だから、なのかな。 昂との思い出ばかりを思い出していた 1ヶ月間より、身近な和真さんが いない今の方が 穴が大きい気がする。