「 俺はいつまで待てばいい? 」 「 ・・・え? 」 「 優奈・・・ッ 」 彼の震える声が、耳に届くたび 心臓が飛び跳ねた。 「 和真さん? 」 「 ッ・・・なんでもない!今のは忘れて 」 あたしを離すと、部屋から・・・ 家から出て行った。 ─────ドクン..ドクン.. 熱い顔、体。 彼にまだ、抱きしめられているようで 心臓が落ち着かなかった。 「 どうしたんだろう・・・ 」 今、昂と重ねる余裕なんて・・・なかった。