「 和真っ・・ 」 あたしを見て立ち上がった和真の胸に 飛び込む。 いつだって、和真は1番に あたしの異変に気付いて 励ましてくれて、元気をくれて 温かく包んでくれた。 答えなんて、決まってる。 「 和真っ・・・好き、好きっ・・! 」 貸切だったのか 最初からあたし達以外 従業員さんが時々顔を 覗かせるくらいで、 他に人はいなかった。