小さく、呟くと
顎を掴まれて額に
キスを落とされる。




恥ずかしさも消えて
彼の唇を奪うと




「 随分、積極的だな? 」




意地悪く笑った彼が
息もできないくらい
キスに夢中にさせた。




「 ・・っん・・・・ 」




彼の胸を叩くと
そっと彼があたしから離れた。




「 よし、行くか 」


「 何処に? 」


「 ホテル 」




車のエンジンを切った彼が
わたわたと準備をするあたしの
ドアを開けて 手を差し出す。
毎日見てる顔、なのに・・・




「 執事みたい 」