「 ・・・な、優奈・・ 」




静かに、名前を呼ばれてる気がして
目を開ける。
体が温かくて・・ホワホワする。




「 起きた? 」




コクン、と頷くと 彼の顔が
近付いてきて 触れるだけの
キスを交わす。




「 寒くない? 」




さすがに、2月となれば
寒い気もするけど
暖房のおかげで体は温かくて




「 大丈夫だよ 」




いつの間にか寝ていて
起き上がるとバサッと
彼のコートが落ちた。
倒されたシートを見て




「 ・・・ありがとう 」