ピンポーン・・ 思ったより、大きな門。 日本独特の、”和”って感じで 震える手でインターホンを押した。 「 大きな家だね? 」 「 あ~、祖父さんが茶屋の 社長だからな 」 「 ・・・茶屋? 」 お茶屋さん? 和菓子のほうがよかったんじゃ・・ ガラッ─── 「 久しぶりねぇ~ 」 ”まぁまぁ!”と先週も見た 可愛らしい人が招いてくれて 広いお庭が見える部屋に案内された。 「 先週は突然お邪魔して ごめんなさいね? 」