三上さんは上司なんだけど、 話しやすくて 仕事も教えてくれて たまに厳しいことを言ってくれて ・・・・和真にとってもあたしにとっても 結構大切な存在。 ・・・・所謂、友達?なのかな? 「 次の駅で降りるぞ 」 なんて、バカなことを考えていたら 腕を引っ張られて隙間ない人の中を 無理矢理前に進んで、降りた。 「 帰りは高くついてもいいから タクシーだな 」 今日何度目になるのか、 溜息をついて、身だしなみを整えて 仕事先に向った。