「 俺は嫉妬深いんだよ・・ 」
「 んんっ 」
「 会社やめろっていっても
・・やめられないだろ? 」
何を言ってるのか、
よく分からなくて
とりあえず頷くと
「 お前を誰の目にも届かないところに、
俺の部屋にずっと閉じ込めておきたい 」
「 ・・っは・・ぁ 」
息が荒くなっているのが
自分でもよく分かる。
「 ・・・・・・・好きだよ、優奈 」
「 っ・・・ 」
「 言っとくけど、誰にも渡す気ないから。
女が騒いで家まで来たら一緒に
2人で引っ越そう。電車が怖いなら
俺の車で帰ろう。待ってるから 」
段々、視界が霞んで、
目頭が熱くなって、
「 ・・・もう1人にしない。
怖い思いさせて、ごめんな・・ 」

