「絶対に、後悔するんだから!」 いゃいゃしないから。 大体何が言いたいんだよ! 付き合ってあげる? 頼んでねぇし! はぁー…たまに告白されたらこんなのかよ。 朝から疲れたっつーの! 俺はまた一つため息をついてから教室に向かった。 「…絶対に、絶対に私のモノにするんだから…!」 神崎が手の平を握りしめてそう言っていたのは、俺に聞こえていなかった。