ただ君が好きで、



「あんまり使うなよ?あと、あんまり温めるなよ?あと…」

『分かったって!お前は保健医の先生か!』

「そうだ!」

『違うだろうが!』


俺が突っ込むと秀介は、ははっ笑ってから思い出したように言った。


「それで…言えたのか?」

『ん?何がだ?』


少し気まずそうに言う秀介に首を傾げると、秀介は小さな声でぽつりと言った。