愛なんて知らない Ⅲ











「光でもそう言う表情するのね」



燐がクスッと笑いそう言う







「私の名前は光じゃないよ」






「そうだったわね

ごめんなさい?愛美ちゃん」







「別に」






「今日はあいさつって言ったけど

これを渡しに来たのよ?」




そう言うと1つの本のような物を

私に見せた






「何それ?」





「あげるわ、それ」