愛なんて知らない Ⅲ










「あぁ、小さいよ」



楓が嬉しそうに言う






「そっか」



私は空を見て言う



(悠希と行った場所なら・・・・)





「こっち」



私達はその場所に進んだ






「へぇ、こんな場所があったんだな」



楓が関心したように言う





「うん、あっあった」



私は繋いでいた手を離し木の実を取った






離した手を悲しそうに見る楓に

私は気づかなかった___________