愛なんて知らない Ⅲ










楓はソファーに座り携帯をいじっていた






「隣り座ってもいい?」





「もちろん」





「ありがとう」



そう言い楓の隣りに座った






「ありがとな」






「何が?」



私はキョトンとする






「今のメール姉貴からなんだよ」



楓が少し微笑む






「お姉さん?」