愛なんて知らない Ⅲ











「眠ってたからわかんない」




嘘じゃない・・・・







「そっかぁ

じゃあ悲しい夢みたの?」






「悲しくは無いよ

ただ、5歳くらいの私が出てきたの」






「5歳の愛美が??」







「うん、幼い私の目にはね

闇と絶望でいっぱいなの


そして私に聞くの」






「何を?」






「夢の話だよ?」