愛なんて知らない Ⅲ











「心の奥・・・・」




私は目を閉じ胸に手を当てた







「えっ・・・・嘘・・・でしょ」



私は唖然とした





窓の傍にいた私は目を開けた瞬間


ソファーに横になっていた







私は頬に流れ落ちた涙を手で拭った







「今のはいったい何だったの?

夢・・・・?」







でも、夢にしてはリアルで

ガラスの冷たさもまだ


私の肌は覚えている