愛なんて知らない Ⅲ











「私はちゃんと真実に

目を向けなければいけない


拒絶してはいけない

目の前のものをちゃんと写さないといけない・・・・」









『どうして?』




幼く透き通った声








「どうして・・・・私がいるの?」




振り向いた先には幼い5歳頃の私







『ねぇ、答えてよ』







「私、疲れてるのかな・・・・」



私は目を閉じ目頭を押さえる