「あっ、うん・・・・」 そう言い百合香は扉まで行くと こちらを心配そうに振り向いた 私は百合香に微笑んだ そして部屋には私1人になった 「・・・・」 私はまた本を開いた 『とても強く深い、孤独な呪い・・・・ 絶対にこの運命からは逃れられない 寂しく、冷たい、孤独な呪い 大切なものを壊すその時まで________ 短い幸せを』 本はここで終わっていた