愛なんて知らない Ⅲ










「はい、あーん♪」




百合香が冗談半分で言う






「ん」




     パクッ




私は百合香のフォークに刺さった物を食べた







(本当だ、おいしい)






その行動に百合香が驚く



百合香だけじゃなくみんな驚いて私を見る







「何?」




私は眠そうに言う




(楓なんて食べ物落としてるし・・・・)