愛なんて知らない Ⅲ









例えどんなに強くても


自然には絶対に人間逆らえない_____________





「私の力は自然

今この空気を・・・・燐の周りだけ

酸素を止める事もできるんだよ?」



私は冷たい声でそう言った





「なっ!!

そんな事できるわけないでしょ!?」



燐が大きな目をもっと大きくさせる





「燐に逃げられると難しいけど・・・・

燐を光のバリケードで包んで

その中の空気を取り除けば出来るのよ」






「フッ愛美の

バリケードを壊せばいいじゃない」


燐が笑いながら言う





「壊せるの?」


私は無表情で聞く