愛なんて知らない Ⅲ









「・・・・」





「貴方は一体

どれだけの家族を潰してきたの?」






「1人の人間を殺せば

10人、20人殺したも同然よ?


最初の人の子共、そして孫

どんどん継がれていく命を・・・・



   貴方は壊した」



燐は人差し指で口元に触れ笑う


色っぽい仕草



でもそんな物私に関係ない

燐に言われた言葉が頭から離れない





燐が言っている事は正論だ




でも今の私は残酷な愛美

感情は閉じ込めてるの





「それが何?」


私は首を傾げて聞く