愛なんて知らない Ⅲ









「フフ

お褒めの言葉ありがとう」



そう言うと燐は黒い球状の物を

私ではなく下に向けた






「何して・・・・

もしかして・・・・!」



私は急いで下を見る




予想は当たり



燐は私ではなく

百合香達に向けたのだ




バリケードはしているが

このままならいつかは・・・・





「あの人達は関係ないでしょ」



私は少し睨む





「愛美のせいで

一体何人の人間が死んだのかしら?」



燐は笑いながら言う