『お姉さん、起きて』 「うっ・・・・・ん・・・」 私は目を擦りながら愛美を見た 「自由自在に・・・・ 現れられるんだね・・・・・」 眠くて言葉がゆっくりになる 『私は本当には存在しないから 私はお姉さんの心の中の闇・・・・』 愛美は苦しそうに自分の胸を押さえる 「・・・・」 「おはよう、愛美」 「あっ、おはよう、隼斗」 愛美はフッと寂しそうに 微笑むと消えていった___________