愛なんて知らない Ⅲ











「治さなくていい」



千里は顔を歪ませる






「もう治しちゃった

それと、私が言う事なのはなんだけど


燐が大事なら今は燐の傍にいるのが

1番ベストな選択だと思うよ?」







「・・・・」



千里は黙ってしまった






「私は寝る

千里は燐の元に帰りなよ」




私は欠伸をしながら言う






「・・・・わかった」






「それじゃあ、さようなら」